7月2日デジタルハリウッド大学大学院の授業「ロボットで作る未来」でのマイコンボードArduino体験講義の2回目を終えました。
【過去のブログエントリー】
・デジハリ大学院:ロボットで作る未来〜Arduino講義(前半)レポート
・【告知】デジタルハリウッド大学大学院にてArduino体験の講師を務めます
前回はArduinoの基礎的な解説や、実習ではLEDの出力を変化させたり、スイッチや照度センサ(Cds)の値の変化に応じてLEDの点灯/消灯を制御する回路とソースコードを作ってもらいました。
今回はラジコンや歩行ロボットなどでも最近使われる機会が多い「サーボモータ」をマイコンで制御して動作させよう、という内容でした。
DCモータなどは工作模型やミニ四駆などで使われることが多くシンプルに使えるので見慣れていますが、サーボモータはあまり見る機会もなければ動作させた経験を持つ生徒さんも少なく。
サーボモータを回転させるために必要なPWM(パルス幅変調)と呼ばれる、電圧の上げ下げ出力をミリ秒単位でコントロールする手法について解説をしています。
また、実際にArduinoでそのPWM方式をどのように実装するのか(やってみるとわかるのですが、5行程度のコードでシンプルなPWMは実現できてしまいます)、ポテンショメータ(可変抵抗)をグリグリまわして得られる変化値を使ってサーボモータを望む角度まで回転させる実装方法などを実習で体験してもらいました。
最後には…、実はArduinoが標準で備えてるServo型を使えば、PWMなんて処理を書かなくても超簡単にサーボモータを好きな角度に回転させることができる、なんてオチも用意して…
前回とくらべて少し、複雑な内容だったかと思いますが、出席していた生徒さんはみなサンプル通りに動かすことができまして一安心。
本講座でのゲスト講師役は今回までですが、ぜひこれを機会にこれからも電子回路+マイコンにチャレンジしてもらえると嬉しく思います。
あ、一応また宣伝。電子工作やマイコンを勉強してみたいという方はぜひデジタルハリウッドに入学を!(大人も入学できます)
■講義資料(SlideShare)
http://www.slideshare.net/yanoshin/20130702-arduino
■サンプルソースや回路図・実体配線図などの資料
https://dl.dropboxusercontent.com/u/497312/0702/DHW0702_Resource.zip
■サンプル1:Arduinoでサーボモータを制御(PWMの実践)
http://www.youtube.com/watch?v=tlkcJziLS5Q
■サンプル2:Arduinoでサーボモータを制御(ポテンショメータの変化に応じて)
http://www.youtube.com/watch?v=v6CcObXEEs4
講義資料(SlideShare)
サンプル1の動画:Arduinoでサーボモータを制御(PWMの実践)
サンプル2の動画:Arduinoでサーボモータを制御(ポテンショメータの変化に応じて)