【Clubhouse】ワイ的 BGM流しながらトーク番組っぽいことしてみた機材メモ【番組配信】

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clubhouse

Clubhouse流行ってますね。声ってお手軽&お気軽でいいですね。

カメラ映像でのおしゃべりだと服装や身だしなみ、あと場所を気にして参加する必要がありますけど、声だけなら部屋着のままでもすぐに参加できますし。

そしてアプリとしてのClubhouse、気の利かない未熟なトーク部屋検索機能だったり、ダイレクトメッセージ的な機能もなかったりと、声でおしゃべりすることだけに絞った潔くて不器用な感じも好きです。

僕も、誰かに呼んでもらってトーク参加する他に、たまーに自分でもroomを作って他愛もない雑談をしたりするのですが、ふと思い立ってこんなことを。

自分がラジオをよく聴いて育ったこともあって、特に深夜番組といえば、「Bittersweet Samba」(ビタースウィート・サンバ)をBGMにして始まるニッポン放送のオールナイトニッポンだなと思い、一度あのオープニングのトークをやってみたいなと。

新人なのでいきなり深夜1時からの第一部なんてのは恐れ多いので、第二部の深夜3時から。

枠は告知したものの、Clubhouseはスマートフォンアプリだし、しかもiPhone(iOS)で配信するしかない、で、どうやってBGMとトーク音声をミキシングすればいいんだ?というところからの準備。

いろいろな方法、しかもなるべく予算をかけずにいま手元にある機材を組み合わせて実現してみた結果、次のような構成にてそれっぽいのを放送できました。

最高品質を目指すというわけではなく、あくまでも手元にありそうな機材で、または比較的多くの人が使ってそうな機材を組み合わせてなるべく簡単に良質を目指すことを目的としています。

音声とBGMをミキシングしたものでClubhouse配信をするための外部音声入力の構成

実現にあたりポイントは以下。

・iPhoneへ音声入力ができる、かつ、Clubhouseアプリにマイク入力として認識してもらえること
・なるべく声を高音質で入力できること(これはマイク選びが重要)
・おしゃべりするマイクからの音声と音楽などのBGMをミキシングした音声を出力してiPhoneに音声入力したい

以下は今回最終的に落ち着いた構成例になります。基本的には普段ZOOMなどでのオンラインミーティングで使用している音声入力機材群と、そこからの出力をLightning接続でiPhoneへ入力できるようにするためのAppleのLightning – USB 3カメラアダプタがポイントになるでしょうか。(今回はオーディオ・インタフェースからのUSBアウトをiPhoneへ入力)

■マイク:ステレオマイクロホン AT9941
 普段、一眼レフでの動画撮影時に外部マイクとして使用しているオーディオテクニカ(audio-technica)社の高音質高感度マイクロホン。マイクはお気に入りがあれば何でも良いと思いますが、今回これは電池駆動ができてしっかり出力してくれること、付属ウインドマフで喋ってる時の息の防風できるのが選択理由。

■マイクアンプ:マイクロフォンアンプ AT-MA2
 こちらもオーディオテクニカ社の製品。前段で使用するマイクが出力十分ならばこれは不要ですが、高音質+高出力をどちらも満たしてくれるマイク製品選びが難しいので、マイクは音質重視で選び、マイクからの出力をこのあたりの安価で手軽なマイクアンプで増幅して、後段のオーディオ・インタフェースへ、という組み合わせです。

■BGM再生用:なんでもいい
 バックグラウンドとして鳴らしたい音楽を再生出力できるものならば何でもいいです。僕の場合はMacでiTunesを立ち上げて、MP3の再生をヘッドホン端子から出力しました。
 ここのところは今回は音楽ということでしたが、その他にもいろいろな企画モノに使えそうです。 例えば、サンプラーを接続して番組で使うジングルや効果音など単発モノを手元ですぐに再生できるようにしたり。

■USBオーディオ・インタフェース: U-PHORIA UM2
 ここで、先程のマイク・マイクアンプからの出力と、BGMを流す音声出力をよしなに合流させるミキサーの登場になるのですが、手元にあったベリンガー社の2入力のU-PHORIA UM2が、USBオーディオ・インタフェースとしての仕事もしてくれつつ、2入力のシンプルなミキシングもできたので採用。
 今回は次段のiPhoneへの音声入力にUSB出力したものを使うことにしたのでこちらの機材を選びましたが、従来の4極入力端子によるマイク入力にてiPhoneに接続したい場合にはわざわざUSBオーディオ・インタフェースにする必要はなくて、Youtube配信などで人気なヤマハ社のAG03などの音響用の手頃なミキサーなど選択肢は沢山あるかと思います。

■モニター用ヘッドホン:SONYのMDR-CD900ST
 これは何でも良いです。前段のオーディオ・インタフェースからの出力を、iPhoneに入れる前の状態をモニタリングしたかったのでU-PHORIA UM2に接続しました。
 このヘッドホンをしてると業界人ぽいです。

■iPhoneへの音声入力:Lightning – USB 3カメラアダプタ
 普段はiPhone12 miniを使用していて、この端末にはヘッドホンジャックはついていません。イヤホンマイクの場合「Apple Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」を使うと思うのですが、今回は敢えて「Lightning – USB 3カメラアダプタ」を使用しました。(【*追記】にてUSBからではなく3.5mmジャックからの方法について書きました。)

 「USBオーディオ・インタフェースからLightning接続でiPhoneに音声入力できるのか?」と疑問でしたが、以前にiPad Proを使ってUSBオーディオ・インタフェースからの出力を使ってのレコーディングや配信を行った経験があり、たぶんLightningへ変換されてもいけるんじゃないかと予想。

 結果的にはiPhone12 miniでも認識してくれて上手く音声入力できました。
しかし、これに関してはどのiPhone、どのiOS、どのUSBオーディオ・インタフェースの組み合わせでもいけるのかは実際にやってみないとわからなかったりするので、人柱覚悟で購入して実験してみるか、すでにネット上に公開されているブログなどの報告記事を確認してから決めたほうが良いかと思います。

 なお、この種類の機材はApple社製の公式純正品が良いです。 安価な第三者製造の商品もありますが、経験上だいたいダメなケースが多い。

*各機器を接続するケーブル類については解説割愛

【*追記】

ミキシングした音声のiPhoneへの入力には他にもLightning接続を利用する方法があって、上記のオーディオ・インタフェースからのミキシング後の出力を、今度はUSBではなく次の2つの変換ケーブルを使って試験してみる予定。

もうこれでも満足する音質と手軽さで配信できなかったら、MacにSoundFlowerとLadiocast入れてミキサー兼オーディオアウトプットとしてiPhoneへマイク入力するのが一番という結論になるかも。

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