トレーディングのお勉強

Mずほ、ヤバくね?

米金融・債券市場展望=金融システムの安定策に関心集まる

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33745820080915

朝から相場を傍観中。8411みずほFG,売りが膨らんで止まんねぇ。

信用枠はあるもののしばらく参戦していないために躊躇。空売りできてた人がいると思うと。。。 

…そもそも、めぼしい銘柄が寄ってもいないのに、既にN225が?555円ってやばいでしょ  (9/16 9:25現在時点)

わが地元広島のアーバンコーポレーションがぁ… ( ゜д゜)

わが故郷、広島市からスタートした新興企業 アーバンコーポレイションが逝ってもうた…( ゜д゜)

数日前にこのニュースが飛び込んできて、しばらく状況がつかめるまでは何も言うまいと思っていたが、
いろんな情報を整理してみたところ企業経営ってやっぱり難しいなってこと。

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不動産のアーバンコーポ、再生法申請 負債2500億円

http://www.asahi.com/housing/news/OSK200808130094.html

全国で不動産開発やマンション分譲を手がけるアーバンコーポレイション(東証1部、広島市)は13日、
東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は2558億円で今年最大規模。
08年3月期まで9期連続で過去最高益を更新していたが、不動産市況が急激に悪化、資金繰りに行き詰まった。

増収増益で過去最高益を叩き出しているにも関わらず、世の中の流れが変わればすぐにその影響が直撃し、
融資が難しくなり、一気に資金繰りが厳しい状況となる。そうならないためにも、融資だけに頼らない資金調達や、
最小限の調達で済むほど莫大な収益を上げるビジネスへと成長させる、
またそれと同時に世の中の流れの一つが変わろうとも影響を受けないように沢山のオプションを用意する、つまり事業を分散化・
多角化して幅を拡げるということになるのだろうか。 しかし、どれをとっても実現は簡単ではなかったり、
会社が持つそもそもの軸がぶれてしまう可能性がある。ああ、むずかしい。

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図でわかるアーバンコーポレイションの破綻(バランスシート編)

http://plaza.rakuten.co.jp/forestvoice/diary/200808140001/

バランスシートだけを見て判断するのであれば、棚卸資産を
借入れで調達してそれを流動化していたが棚卸資産の評価方法が
変わったことで価値が下がってしまったことが原因です。

左右がバランスしない → 借金が返せない → 破綻
ということになりました。

(中略)

定型文句かもしれませんが、やはりキャッシュフローの動向を
確認することが、このような終焉から身を守る最良の手段だと思います。

企業経営の立場とは逆に株主として投資する立場になった時には、
キャッシュフローをしっかりと理解することが重要だと教えられた。一時期は株式市場で大変な注目銘柄だった当社だが、
終わりは非常にあっけないものだった。財務諸表をしっかりと読んでおけばこういった問題点もちゃんと把握できたんだろうな、
勉強になる。

YHOO

まあ、そうなるわな。

YAHOO INC(NasdaqGS: YHOO)
Last Trade: 24.16
Trade Time: 1:48PM ET
Change: ↓4.49 (↓15.67%)

http://finance.yahoo.com/q?s=YHOO

個人的には思い入れがある企業ゆえに、買収交渉決裂というのは内心ホッとする感情はあるのだけど、
大局的に考えるとインターネット分野の未来というか、
今後のITやネット産業のダイナミズムに対してネガティブな結果にならなければ良いのだがと思うばかり。

EDINETがリニューアルした、が使いづらい件について

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今週からリニューアルしたEDINETを使っているのだけど、使いづらい…

EDINET
http://info.edinet-fsa.go.jp/

有価証券報告書等を検索するだけにしても、以前よりも随分手間が必要になった気がするぞ?

なお、このリニューアルからXBRL関連のデータがEDINETからダウンロードできる仕様になりました。(とはいえ、
XBRLで提出されている報告書はまだ0件ですが。)
各種タクソノミなどは一通りダウンロードできた。それにしても、分かりづらいサイトだな…利用者の気持ちが一切わかってないぞ、これ。

リンク貼れないしよぅ

XBRLについてみんなで勉強会をしませんか?

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「XBRL」というキーワードでいらっしゃったみなさんへ、
2009年3月5日からXBRL勉強会を開始しました。 第一回XBRL勉強会についてのブログエントリーは、こちらから

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先週の週刊ダイヤモンド(2/23号) 『「会計力」の鍛え方 ?XBRL活用で株式投資やビジネスに勝つ!』 というなんとも香ばしいタイトルの特集でXBRLが大々的に取り上げられたのですが、おそらく「XBRL」 という言葉が一般の目に触れる形で取り上げられたのはほぼ初なんじゃないかな。 ただし、HTMLとXBRLを比較していたり、 「データに意味づけをする」などと説明していたり、余計にわかりにくくしてるんじゃないかと思うような内容も一部ありましたが…

XBRLとは、(XBRL JAPANサイト「XBRLとは」から引用)

XBRL(eXtensible Business Reporting Language)は各種財務報告用の情報を作成・流通・利用できるように標準化されたXMLベースの言語です。XBRLの仕様(XBRL Specification)は、ソフトウェアやプラットフォームに関係なく、電子的な財務情報の作成や流通・再利用を可能にします。したがって、公開会社、非公開会社、会計専門家、監督機関、アナリスト、投資家、資本市場参加者、ソフトウェア会社、情報提供会社など、財務情報のサプライチェーンに関係するすべての当事者にとって、財務情報提供のためのコストを削減し、正確な財務情報をよりスピーディーに利用することが可能になるのです。

要は、財務に関する情報をコンピュータで扱いやすい標準データ形式にして一般公開しましょうということで、特に上場企業にとっては2008年4月からの財務報告ではB/S,P/L、CF計算書、株主資本等変動計算書のXBRLでの報告を義務付けられています。
(とはいえ、実際に報告され始めるのは三月決算企業の第一四半期決算からなので2008年7?8月以降から本格的に普及し始めるという予想ですが。)

で、「何がメリットなの?」と言われると、メリットを享受するだろうと思われるのは企業、投資家やアナリスト、税理士・会計士、金融機関や信用調査会社、各種行政機関(あと、仕事が増えるITベンダー屋さんもか 笑)などなどで、一般的なメリットの中身としては一部を紹介すると、

  • 企業にとっては決算などに伴う集計や法定書類の作成などを大幅に自動化できる、業務の効率化が可能
  • 投資家にとっては、投資対象の財務データが入手しやすくなり、ソフトウェアでの分析がしやすくなる。または、 プロとアマの情報格差が縮まる。
  • アナリストにとっては、データが入手しやすくなることで分析手法の幅が広がる

などが代表的な例です。しかし、まだこれから普及が始まる制度なのでこれらはあくまで予想の範囲ですが。
XBRL配信が義務付けられるという今回の流れは、昔インターネットが一般に普及したときの構図やその後にネット通販やブログなどといった多種のコミュニケーションが生まれてきた当時の雰囲気に似た印象を持っており、これらの予想をはるかに超える何か面白い使い方や、ファイナンス分野での動きが見られるのではないかと、個人的に大いに期待しています。

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これまで3年間くらい個人的に&地道にXBRLを調査・勉強を続けているのですが、一般にはまだあまり知名度が高くないんですよね(笑) 仕事においてもパートナー企業さん達との議論ネタとして最近よく出るようになりました。
でも発売されている関連書籍はまだ数えるほど(10冊も無いんじゃないかな?)しかなくて、今回の週刊ダイヤモンドがほぼ初のメジャーデビューなんじゃないでしょうか。

そこで、そろそろ名前も知られてくる頃だし、味がある人達で集まって、仲間同士で勉強会&情報交換をしてみようかなと思い始めました。
とはいえ、開催日程や場所などについてはまだ全く未定なので、この記事を読んでくださった方でもし興味がある方がいたらぜひこちらまでご連絡ください。

まだ内容も未定ということになるのですが、まずは最初ということなので「そもそも」的なレベルの低い話から共有していくのが良いかと思っていて、

  • XBRLの基礎知識
  • 具体的な仕様詳細の理解
  • XBRLを使った応用例、ビジネスアイデア、または画期的なソフトウェアのアイデア

などを参加者同士でシェアしていく感じかなと思っています。

参加者も特に限定せず多種多様な業種・職種の人が集まれればいいなと思っています。
「金融財務については詳しいけどXMLなど技術的なことはよくわからない」、または逆に、「技術はわかるけど金融や財務なんてことはちんぷんかんぷん」、「金融や財務や技術どれもわかんない」、または、「既にXBRLのプロフェッショナルだぜ!」、などいろんな方がいるかと思うのですが「XBRLについて興味がある、みんなとディスカッションしたい」という人であれば誰でもWelcomeかなと思っています。

まだ開催自体が未定な(笑)話ですが、もし興味がある方がいたらぜひこちらまでお気軽にご一報ください。

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思えば、XBRLによる財務・金融情報の電子配信というニュースは自分が独立・起業を決めた時の要因のひとつでもあり、「日本人の金融・資産運用文化を底上げしたい」という目的を達成するためのイベントのひとつだと考えています。

ネタバレ覚悟で(笑)、個人的に考えているXBRLを利用した案としては、

  • 配信されたXBRLを取得したら、音声に変換して読み上げてくれる、ポッドキャストにしてくれるサービス (通勤時にiPodで気になる銘柄の決算情報を耳で確認)
  • または、携帯向けに財務報告の内容をサマリーでメール配信してくれるサービス
  • 財務情報をファンキーなグラフや図表にして表示してくれるシステム
  • RSSリーダーでブログをチェックするみたいな感じで、注目銘柄の決算報告を監視してくれるXBRLアグリゲータ
  • トレーディングシステムに組み込んで、指定条件の財務報告がでたら自動発注する仕組み

まあ、まだ画期的な、とまではいかないアイデアなのですが、もうちょっと深く理解ができると違った案が出てきそうな感じがします。