ひさしぶりにRTCカンファレンスに参加中@秋葉原。テーマは『ブログ限界論』。
途中に書きたいことが出てきたら、リアルタイムに追記してみる、予定。
*さらに、カンファレンス終了後に書き足りなかったことを追加してみた。
<追記14:15>
・本日のスポンサーはトーキョーブックマークさん。(東京本2007 Vol.3という冊子をいただきました。)
<追記14:35>
・Q2:ここ最近のブログ社会のことをどんな風に見ていますか?
→一般人が増えた、キャズムを超えた(GIGAZINEさん) …同意
→来年、3年後にもブログを書き続きていると思いますか?(徳力さん) …書いていると思う。情報を発信したいという自分用広報的な理由もあるけれどその割合は非常に少なくて、それよりも単に自分の記録(精神状態、思考、経験)を残しておきたいという欲求が高まっている。
・Q3:ここ最近のブログの抱える課題を社会面、経済面、システム面いずれかの観点から
→スパムコメント、スパムトラックバックが多く、ブログを知ってくれた一般の人たちに「これがブログなんだ」と思われてしまっているのが残念。
→GIGAZINEのサーバは自前、いろいろ制約がありブログサービスに任せることができない。 →しかしdankogai氏曰く「livedoor blogなら大丈夫」
→GIGAZINEのサーバ、こっそり移せば?(小飼さん)→こっそりなんて、GIGAZINEの場合ムリ!(笑)
<追記15:05>
・Q5:最近の個人、企業の取り組みやサービスで「こういう動きがブログを面白くする」と感じられた事例は?
→そういや、11/3にあった広島ブログのオフ会イベントは面白い出来事だったなあ(それだけに参加できなかったのが残念)
・徳力さん、熱い!
・dankogai邸、映画BABELの撮影に使われる!(パねぇ
【終了後 追記】
・今回、ケーススタディは時間の関係上で少し押し気味に実施。
・お題は「あなたは影響力のあるアルファブロガーだとします。ブログや個人メディアを盛り上げるために、どのようなことを行いますか」 (かなり意訳)
・僕らのチームでのディスカッションでは、次の二点においておおよそが同意。お題の前提をひっくり返すことになるのだけど…
「影響力を持っちゃうと、書く内容に気を使っちゃって、自分自身にとってブログが楽しくなくなるかもしれないよね」
「ブログ界を盛り上げたい、なんていう意欲を持ってブログしてる人って、かなり少数派だと思う」
・んじゃ、近頃どんなことが盛り上がった?面白かった?ということを話してみたところ、
「大阪にいると全然知らんかったようなこと、例えば、まだ東京の深川あたりには江戸っ子が実在することを知った」とか、
「広島にまつわるブログを書いている人たちが、広島ブログのオフ会で70人弱も集まった。 しかも、書き手はいたって普通の人たち」
といった、ローカルでニッチなことに興味を持った人がいた。
・というか、いろいろとざっくばらんにディスカッションしすぎて、なかなかまとまった意見に落ち着かなかった…
【★ここからは終了後に自分自身のメモとして書いたもの。】
・広島ブログのオフ会については僕が発言したものなのだけど(オフ会には参加はできませんでしたが…)、実はこのムーブメントは凄いことだと感じている。
・具体的にその理由は何かと考えてみたが、北海道から沖縄までの距離を一気に縮めるはずのネットであるにもかかわらず、近頃は隣の人が経験したこと、同じ町・隣の町の情報といった、身近でローカルな話題の方がコンテンツとしては面白く感じていること。
・実際、広島ブログのオフ会には今日のRTCカンファレンスに大勢集まったいわゆる全国的な「アルファブロガー、カリスマブロガー」たちはいないかもしれないけれど、参加者同士がお互いのブログやエントリーの内容を知り合っている「フラットなつながり」を持って楽しんでいるということ。
・ブログ黎明期には実は、いまのアルファといわれる人たちも含めて同じく「フラットなつながり」だったのかもしれない。
・確実にブログを書いている人も増え、それを読む人たちも増えてきており、これまでのGeekな人たちだけのプラットフォームじゃなくなった。それ故に、コンテンツの傾向が以前までの「社会を斬る」「経済を解説する」「政治に対して意見を述べる」といったマクロで高尚な内容から、一気に庶民的な「隣の晩御飯」的な内容が増えてきており、実は一般人にとってはそういった身の丈にあったコンテンツの方が心地いいのではないかと思った。
・例えとして地域ローカルな事例を挙げたが、これは地理的な距離の近さだけのことではなく、精神的な距離(例:思考や価値観)、興味的な距離(例:趣味や仕事)なども同様だと思う。 世間に名を知られたカリスマの情報は一般的な共通情報としての興味があるが、それとは別のポジションとして、地域や趣味で似たような普通の人たちが発信する情報にも価値を見出してきてる時期だと思う。 ⇒これがキャズムを越えたということか?
・広島ブログの登録者の中でもいわゆる「カリスマ」的な人もいて(例えば、いつもランキング上位にいる常連など)、段々とそういう人達が小さなコミュニティ内での発言に影響力を持つのだろう。 そうすることで少人数でのニッチなコミュニティが形成されていき、それらコミュニティ同士での交流などが活発になることで更に、別の新しいコミュニティ(または社会現象)が現れてくるのではないかと、個人的には思っています。
・徳力さんと以前、個人的にメッセージを交わしたときに「そういう小さい動きがうまく連動して、ムーブメントに変わるといいなーとしみじみ思います。」と言っていたのを思い出した。ブログやコミュニティって元来そういうもんだったんだよなあ。
[終了、たぶん]
【いきなり撤回。以後、更に追記。同じくRTCカンファレンスに参加した人たちのエントリーを集めてみた】
・徳力さん:ブログを書くということは、インターネットに脳をつないでしまうこと
・POLAR BEAR BLOG:RTCカンファレンス『ブログ限界論』参加中
・RTCカンファレンス Vol.23『ブログ限界論』を終えて(前編) ― 脱・ブログ時代は訪れるか?
・大西 宏のマーケティング・エッセンス:ブログは本当につまらなくなったか?
・[ f ]ふらっとどらいぶログ – fratdrive.net:ブログ進化の予感:RTCカンファレンス『ブログ限界論』
・RTCカンファレンスVol.28『ブログ限界論』(アキバ)に行ってきました?
・GIGAZINE:「ブログ限界論」で語られなかったこといろいろ
・こえむの編集後記:RTC Vol.28『ブログ限界論』にて…結論は出なかった
・TBN:RTCカンファレンス『ブログ限界論』に参加してみた
・[beat] Bite’n Eat All the Thing. | RTCカンファレンスvol.28「ブログ限界論
*そういえばなんだか、わくラボのメンバーが同じ場所に固まっていたようなww 前日にも顔を合わせたばかりなので、なんだか少し変な気分。